第25章 愛して強くなる 〔蜂須賀虎徹/R18〕
外された唇から蜂須賀さんの言葉が発する。
「…可愛い…俺を煽って…貴女が歩けなくなっても…しりませんよ…」
私はその言葉に、私から軽く蜂須賀さんにキスをして言う。
「いいよ…私をめちゃくちゃにして…」
一瞬息を呑む蜂須賀さん。
そして、まいった、と顔を少し左右に振り、私の中で彼のものがずくんと硬さを増したように感じる。
「あっ…中で…」
思わず口に出すと、蜂須賀さんが今迄見た事のないような妖艶な微笑みを見せた。
「貴女の言葉通り、めちゃくちゃにしたい…俺だけの雅…」
そのまま激しく奥へと抽送を繰り返す蜂須賀さんに、私は喘ぐ声すらあげられず、ただ流されていく。
「…だ、め…イキそ…っ…」
絶頂を迎えそうになり、私は声をあげると、蜂須賀さんは動きを止めずに言う。
「イッて…その顔、見せて…」
蜂須賀さんの声が頭に響いて、私は呆気なくイッてしまう。
「…あっ、あっ、あぁぁ…っ…」
全身を震わせる私に、蜂須賀さんは「可愛い…」と一言つぶやくと、自分の欲を私の中へ放つため、全身で私の奥へとからだを激しく揺さぶり、私のからだを貫き欲を放った。
「雅…」