第3章 Je Te Veux 〔大倶利伽羅/R18〕
「もう…鶴丸には頼めない…」
ぼそりと私が言うと、大倶利伽羅は心なしかこちらに近寄りながら言う。
「俺はそうでもない。お陰で主と風呂に入れているからな」
近寄ってきた大倶利伽羅は、私を至近距離で見て言った。
「だいぶ顔が赤いけれど、のぼせてないか?大丈夫か?」
「…先にあがってます…」
一歩足を踏み出したけれど、言われたようにのぼせたみたいでくらりとし、大倶利伽羅の腕に倒れてしまう。
「おい、大丈夫か?」
大倶利伽羅が私を引き寄せ、褐色の肌と私の肌が触れあうと、私のからだがこれだけで感じてしまってぞわりと総毛立つ。
大倶利伽羅も私が裸である事に気付き、でも目の前に見える私の乳房を背ける事なく見ているのがわかった。
ここにいるのは、女である私と、付喪神と言っても男。
大倶利伽羅の手がゆっくりと私の乳房に触れ、揉み出す。
「…んふ…っ」
揉まれてすぐ反応してしまうのは、お風呂でのぼせる直前で敏感になってしまっているのかな。
大倶利伽羅の手が、すぐ硬くなった乳首を摘まんで集中的に愛撫してきた。
「…あふ…っ」