第20章 堕とす射手座の淫猥な矢 〔和泉守兼定/R18〕
互いの息が少しずつ荒くなり、俺のものからたらりと汁が垂れ、それを俺は主の腿になすりつける。
「あっ…いず、みの…かみ…それ…」
何をしたのか気付いたらしい主が口を開く。
「雅があんまり厭らしいから、俺も我慢出来なくなってるんだよ」
少し乱暴に言うと、主は浅く息を吐きながら言う。
「…きて…ねぇ…欲しい、の…」
うっすら涙を溜めた目でこちらをうっとりして見る、その表情に俺も引きずられる。
「…いいのか…」
「うん…はやく…欲しいよ…」
俺はその艶めかしい声で誘われ、指を抜き自分のからだを起こすと雅の両足を大きく開いて自分のからだをその間に移動させ、張り詰める己のものを雅の中へ思い切り挿しこんだ。
「ああああっ」
主が愉悦の声をあげ、俺は十二分に潤う中を荒し始める。
腰を引き、ぎりぎりまで抜き、次は腰を入れ、奥まで届かせるように、挿しいれる。
ぐぶぐぶと水音が響き、そして二人の荒い息と雅の喘ぎ声。
「あん…っ、いい…っ…そこぉ…もっと…っ…」
腰の角度を変え、中の当たる位置を変えると、益々よがって悦ぶ主に、俺もその淫蕩の矢が刺さって狂ったように腰を振り絶頂を目指す。