第2章 愛が香る 〔歌仙兼定/R18〕
ぴんっと全身を突っ張らせ、主は一瞬硬直し、そして緩めると小さく浅く呼吸を繰り返した。
「雅…イッたね…どう?イケた感想は?」
ぼくが問うと何故か口をとがらせて機嫌が悪い。
「一人じゃ嫌…歌仙も一緒じゃなきゃ…」
そんな潤んだ目で見られたら、たまったものじゃないな…
「雅、ぼくをこんなにしておいて…それじゃあ遠慮なく一緒になるよ」
「かせん…っ、きて…っ」
ぼくは袴を脱ぎ、硬く怒張するそれを主の蜜壺になすりつける。
「ふあ…っ、ああん…きてぇ…かせん…っ」
主のおねだりにぼくはそれでもなかなか中へ挿さず、入口でなすりつけるだけにしていた。
主はからだをくねらせる。
「ねぇ…はやく…ぅ…きてぇ…」
「そんなにぼくが欲しい?もっと厭らしくおねだりしてごらん」
「…いやらし、く…?」
うっすらと目をあけて潤んだ目をこちらに向ける主。
本当は今すぐ挿しこみたいけれど、じらすのもいいだろう?
「そう、腰をあげてここをよく見せて、お願いしてみて?」
蜜壺に指で触れながら、ぼくへのお願いをこういう体勢でしてみて、と言うと案の定、恥ずかしそうに、それでもしっかりそのポーズをぼくの前で、主はした。