第15章 出陣の理由 〔山姥切国広/R18〕
「う…うん…お願い、します…ひゃっ」
俺の言葉に頷く雅の耳元に唇を這わせると、雅は驚いて軽く声をあげる。
「大丈夫だ、ちからを抜け」
からだをがちがちに固まらせた雅に、ちからを抜くように言うが、緊張がなかなか解けないらしい。
こうなったら早く蕩かしてしまうに限るな。
俺はそう思うと、雅の後頭部を片手で支え、そのまま押し倒した。
雅の髪の毛が布団へ広がり艶やかな光を放つが、俺は顔にかかった髪の毛を払い、口付けをする。
「…ん…」
ついばむようなキスをちゅ、ちゅ、と何度もするうちに、少し雅の口が開いたので、俺は舌をねじこみ雅の口内を舌でまさぐる。
「ん…はぅ…」
驚いたのか逃げようとする雅を押さえつけ、俺は強引に口内に舌を這わせると、しばらくして諦めたのか、次第に雅のからだからちからが抜けていく。
こぶしを作っていた両手はこぶしをほどいてからだの横へ落ち、両手共シーツを握っていた。
俺は片手でそっと寝間着の上から片胸全体を包み、ゆっくりと揉みながら敏感に尖るところを探す。
「ん…ふぅ…」
乳首が勃ってきて硬くなっていく尖りを自分の手のひらに感じ、そこを寝間着の上から擦り出すと雅がからだをくねらせるのが厭らしい。