第2章 素直な気持ち
窓の外の景色を眺めながらお茶を飲んでゆっくりしていると外で♯NAME4♯さんたちが居るのが見えた。
「何してるんだろ?」
声は聞こえないけど、何かもめてるみたい。
『あの二人、またケンカして。。大丈夫なのかなぁ。』
ゆいさんの手を振り切ってまたどこかへ行ってしまった。
残された彼女は泣いていた。
「どうしよう。行ってあげた方がいいのかな。。。」
でも、自分が行ってもどう声をかけてあげればいいのか分からない。
しばらく見ていると、彼氏さんが戻ってきた。
バツが悪そうにして、飲み物を彼女へ渡すと頭をなでた。
「よかった。仲直りしたみたい。」
「ふーん。あの2人、仲直りしたんか。」
いつの間にか起きた隆二が私背後に座っていた。
「びっくりしたーー。」
「名無しごめんな。」
そういうと後ろから抱きしめてきた。
「なんで?」
「せっかくの貴重な連休を2人で過ごさなくて。しかも、あいつも一緒だし。」
「隆二とはこれからもずーーっと一緒に居れるし、私は楽しいよ?彼女も仲のいい隆二の仲間なんだもん。大丈夫だよ。」
「サンキュ。。。。しかし、あいつ相当まいってるみたいだったな。」ぼそっと独り言の様にそう言った。
「…。隆二、さっきからゆいさんの事ばっかり。そんなに気になるの?」私は、ちょっとむっとした。