• テキストサイズ

とある組織の黒い魔女 【名探偵コナン】

第11章 魔女と太陽





「ねぇ、新一。さっきの人、凄く綺麗だったね!!」

「お、おぅ。そうだな」

蘭は興奮して足取りは軽く
何か良い事でもあったように嬉しそうに笑ってるが…
しかし
俺はどうも引っかかる。


普通、一目見ただけで
俺が工藤優作の息子だと分かるか?


似ているというだけなら
いくらでもいる

学生服を着ているが名札は付けていない。


おかしい



あの女性
きっと、何かがあるに違いない。


何か大きな組織の一員…

なんらかの事情で多くの人と出会い
その顔を記憶している人物


思い当たる組織はいくらでもある


国内で言えば警察…
国際的に言えばFBI、CIA、ICPO…


これは良い方向に考えた場合だ

もしかしたら
なんらかの犯罪組織かもしれない…



彼女が大事そうに手に持っていた紙袋
あの袋の中には何が入っていたのか…



「新一?」

「へ??」

「なにぃ?ぼーーーっとしちゃって!!」

「いや、なんでも「もしかして綾波さんに見惚れちゃったとかぁ?」

「綾波さん?」

「さっき名前を教えてもらったの!綾波咲哉って名前なんだって!名前も凄く綺麗だよねぇー」


「あっ、あぁそうだな!!」

蘭のやついつの間にそんな仲に!??
始めて会った相手とすぐ親しくなる…
それが蘭の良いところでもあるし
心配なところでもあるんだよな…


綾波咲哉…
帰ったら少し調べてみるか…
/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp