第5章 　　魔女と酒

人間の三大欲求を知っているか？


食欲


睡眠欲


そして


性欲だ




それが、人間の性









『あっ・・・かいっ・・・！』



火照る体はいつしか貪欲に目の前の相手を求め始める。



「アイリッシュ・・・」



卑猥な音が響き
アイリッシュの中を探る指が１本から２本へ増えたころには
お互い理性が利かなくなっていた。



「すまない、アイリッシュ。もう限界だ・・・」


『あぁ・・・構わんぞ・・・』


噛み付くような深い口付けを交わす。
唇が離れると唾液が糸を引き、その激しさを物語った。




『うっ・・・あっ・・・』

ゆっくりと自身の中へ赤井の熱を受け入れるアイリッシュ。
思わず体に力が入るが、赤井の指がその頬に優しく触れるととろけるようにに力が抜けた。
そしてゆっくりと動き出す。




アイリッシュの艶やかな声が漏れ
赤井の腰の動きに合わせて次第に大きくなる。



『あっ・・・あかっ・・いっ・・・ぁっ！！！』



金色の瞳が潤み赤井を見つめた。
もう、限界がきているサインのようだ。



「アイリッシュ・・・・　　　　　　　　」


聞こえるか聞こえないかの囁きの後
一段と深さと速さが増した。

滴る汗
零れる愛液




アイリッシュの体が大きく弓なりにしなった。





吐き出される白濁。





荒い息と共に二人の体はベッドへと飲み込まれていった。








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魔女と酒　　　　　　③欲