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とある組織の黒い魔女 【名探偵コナン】

第5章   魔女と酒





心も


体も


露になるのは・・・どっちだ?







暗い部屋



聞こえてくる熱を帯びた荒い吐息


ベッドに仰向けになった上半身だけ裸の男に
何も身に着けていない女が跨り
その顔を近づけた



『なぁ・・・赤井・・・』



乱れた髪
その間からアイリッシュは美しい黄金の瞳を覗かせ
じっと赤井を見つめた。


「どうした?アイリッシュ」



赤井の指が優しく頬を撫でる。



『昔のことはほとんど覚えていないが。お前との時間は忘れたくないと思った』



決して冗談ではない
今、この時間は確かに生きていて良かったと感じている。
紛れもない自分の意思



『久しぶりだ。ただ、過ぎていくだけの時間が楽しいと思えたのは・・・』




そう言ってアイリッシュは赤井の耳元へと顔を埋めた。




「それは光栄だな」


彼女の言葉が素直に嬉しかった。
表現しようのない嬉しさと
溢れてくる愛おしさ。
赤井はそっとアイリッシュの背中に腕をまわし、その体を抱き寄せた。


『その代り、お前も私を忘れるなよ。死ぬまでな』


「例え、死んでも忘れることはないと誓おう」




再び重ねられた唇は離れることなく絡み合い
徐々に熱を増す体たちは互いを求める



『んっ、はぁ・・・赤井手馴れているな』


いつの間にか、自分が下になっていることに気付いたアイリッシュは赤井を見上げ不服そうに口を開いた。


「いけなかったか?」

世の中の女はこんな男の顔にやられるのかと確信するほど
完璧な微笑。
そして、すぐに落とされた唇は首から胸へと軽いリップ音を立てながら降りていく


アイリッシュの息がまた少し荒くなった。


「本当に男を煽るのが上手い魔女だ・・・」
赤井の左手はアイリッシュのわき腹をなぞり
太ももの外側から内側を撫でた後、秘部へと触れた。


『っ・・・』


その瞬間、僅かに揺れたアイリッシュの体を赤井は見逃さなかった。




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魔女と酒         ②楽しい時間
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