第1章 チェンジ 【銀時.土方】
土方(銀)「あぁ゛!!? テメー、汚ぇもん食べるンじゃねぇよ!!!」
銀時(土)「汚くねぇ!! お前の方が汚ぇよ!!!
連れ回してどんな了見だ!!!!!」
言わんこっちゃない……
って、あれ?
土方が土方スペシャルを汚いと言って
銀時が宇治銀時丼を汚いって
おかしいな……
今朝の土方に引き続き
妙なことが起きている
私は試しに
ドンッ
土方(銀)「ンだよ……、ふざけた真似はよせって」
「いえ、ふざけてません。真剣です」
銀時(土)「こんなことして、いいと思ってんのか……」
「思ってます。
だって お互い好きなものじゃないですか」
本来あるべき姿
銀時は宇治銀時丼
土方は土方スペシャル
「さぁ、召し上がれっ!!」
よくわからない汗を流し
ゴクリと喉元を鳴らす
暫くすると
土方(銀)「む、無理だ____……」
銀時(土)「く、食えねぇ____……」
二人ともへたり込み
机におでこをつける
おやじ「二人とも、どうしちまったんだよ
おかしいぜ?」
いつもなら美味しそうに食べるのに
1口すら食べれてない
銀時(土)「おい、になら言ってもいいだろ」
土方(銀)「いいけど、よ……ぜってー信じねぇよ」
仲が悪い二人なのに
ボソボソと小声で会議をしている
「信じますから、言ってください!」
やっとこのモヤモヤから解放されるのかもしれない
土方・銀時「あのさ……____」