第1章 チェンジ 【銀時.土方】
見廻りついでに外食誘われ
屯所の柱に寄りかかり
土方を待つ
「んー、遅いなぁ」
予定時間から5分すぎ
待つことが暇になってきた
あー、早く来ないかな
.
.
土方(銀)「わりィ。待たせちまったな」
後ろから彼の声がしたので
柱から離れ 彼を見た
「いえ、そんな____っ!?」
土方(銀)「ん?どした」
開いた口が塞がらないとはこの事だろうか
スカーフはつけず ワイシャツの第二ボタンまで開けて
ボサボサとした髪
チャームポイントのV字前髪なんて崩れている
冴えない顔 死んだような目
彼は 本当に 彼なのか_____?
試行錯誤していると
土方(銀)「おーい、」
ぼーっとするな と肩に手を置かれ
顔を上げると
目と目が交じり合う
今日初めて
土方と目を合わせたのかもしれない
死んだ目でも やる気なくても土方さんも
カッコ良さは変わらないなぁ……
ハッ
「す、すみません!なんでもありません。
ささ、いきましょう!!」
これ以上探られては 身が持たないそう思い
ぎこちない 早歩きをした
土方(銀)「さて、このあと どーすっかな~」
背伸びをして
の後ろ姿を見つめた
土方(銀)「……」