第1章 チェンジ 【銀時.土方】
「土方さん~? 起きてますか?」
襖越しに声をかけるが
一向に返事がない
入りますよ 一声かけ
副長室へ入室した
「なにこれ……」
部屋にはお菓子のゴミが沢山あった
マヨネーズのカラなら不思議と思わないが
甘いものを拒む彼が チョコレートやいちごみるく
違和感でしか無かった
土方の布団へ近付けて 体を揺さぶる
「土方さん、起きてください。
もうお昼ですよ」
だが いくら揺さぶっても起きない
体調が優れないのか……?
土方「ん……、あと少し……」
整った顔を毛布から覗かせ 再び潜ってまった
顔の血色は青ざめてない
体調が悪いわけではないみたいだ
「ダメです! 書類もまだ残ってるのに……」
土方「あー、適当にお前がやってくれや」
仕事を放ったらかしにするなんて
尚更 彼らしくない!