第3章 未熟乙女【土方(武州)】
口を開け 綴った言葉は
土方「…乳臭ェ女」
プツリと堪忍袋の緒が切れる
「ち、ちちくさ……!?
ちょっと!さっきから失礼すぎじゃないですかっ!?」
思わず手と足が出る
近藤に羽交い締めをされるが、暴れる
近藤「落ち着けーッッちゃん~!!
ぴちぴちで可愛いってことをトシは言ってるんだよォ!!
彼はツンデレなのーっ!」
「はぁ!?ツンデレなら許すのですか!
…私のどこがち、乳臭いのよ……っ」
平均身長、太っている訳でも無い。
デリカシーのない発言だが、気にしてしまう
教えろと視線で訴える
土方「全体的に」
無愛想に答える
詳細を教えない辺り適当なのか
自分で考えろということなのか……
総悟「わかる」
「年下に言われるなんて終わってる……」
絶望に引きずり込まれる
このまま寝込んでしまいたいと鬱状態になる
ミツバ「ちゃんは、魅力的よ!
男の子は鈍感なんだから、まだ気付いてないだけよ」
黒い海に溺れたを
ノアの方舟で救い出す
「ミツバさん……っ」
近藤「俺とミツバ殿がわかってるさ。
よしっ!今日はちゃんに天ぷら蕎麦ご馳走するからなぁ!」
白い歯をみせ、ニカッと太陽のように笑う
大きい手がの頭を撫でる
「近藤さん……うぅっ
ありがとうございます!!」
土方「……」
無愛想、失礼、全く感情がよめない
初めは好意的に思えなかった