第2章 君にだけ 【トッシー】
トッシー「うん……。わかった
氏、本当にありがとう」
の両手を取り
想いが伝わるように強く握る
「うん……」
トッシー「初めてだよ。そんなに人を好きになって
僕の情けない部分も愛してくれる人は。」
「うん…っ、」
堪えていた涙が溢れ出す
トッシー「十四郎のこと、よろしくね
…………ありがとう、氏。大好きだよ」
額にキスをおとし
頬を撫でる
「ありがとう、トッシー……」
安堵し、ゆっくりと目を閉じる
ドサッ
そのままへ体重がかかる
しっかりと受け止める
ふわりとした土方の頭を撫でる