第2章 君にだけ 【トッシー】
興奮していたトッシーは突然静かになり
トッシー「……僕ね、氏とまた並んでアニメを見ることが嬉しいんだ」
テレビから目を離し
をみつめる
「そうだね…。懐かしいな」
いつも通りの鬼の副長 土方さんが
会議中プリ〇ュアの着メロを流したり
見廻りで少し目を離せばアニメ関係の店へ
書類も全くやらずにアニメを見る 同人誌を描く__…
困惑ばかりの、日々だった
このままでは、いけない
そう思い立って 行動に移した
少しずつでもいい
一緒にいる時間も増やして
彼を土方十四郎ではなく トッシー という一人の男性として
彼だけの長所をたくさん知って
仕事も積極的に取り組むようになった
プライベートでも トッシーが気になるアニメイベントへ参加したり
個人的にも良い経験になった
「もう1回会えるなんてね……、」
しんみりとした空気になる
トッシー「……アニメ観るのやめようか」
トモエ活躍シーンなのに
プツリと電源を切る
「いいの? トッシー楽しみにしてたのに」
アニメを見ながら熱心に解説したり、
キラキラとした表情をして 楽しそうに見ていたのに
テレビを消してよかったの?