第1章 イルミ様ペットを飼う
執事が持ってきたのは蜂蜜入りのギモーブだ。口の中でシュワっとなくなるその甘いお菓子にリリィは目を輝かせて食べている。
でもそろそろ寝る時間になってきた、自分は明日仕事に行かなければいけないためリリィは留守番だ。
「俺は明日から仕事だからその間、リリィが良い子にお留守番出来たらお土産にお菓子をあげようね?できるよね?」(ナデナデ
「…!」(コクコク
「じゃぁもう寝る時間だから寝ようか。」(クスクス
頷くリリィが可愛くて笑うとリリィは首を傾げたがなんでもないと撫でリリィに、歯磨きをさせてからベットに寝かせてる、離れようとすると服を軽く掴まれた。振り返るとリリィが不安そうにこっちを見ていた。
「ん?眠れないの?」
「…」(コクン
飛行船の時も1人寝させていたが、もしかしたら眠れていなかったのかもしれない。眠そうに欠伸をしているのに寝付けないようだ。
「じゃぁリリィが寝るまでここに居るから…寝るといいよ」(ナデナデ
ベットに腰掛けてリリィの頭を撫でて布団を掛け直して寝るように促す。
少しの間撫でていると静かな寝息が聞こえてきた。
「おやすみ…リリィ」
「…」(スゥスゥ
リリィが寝たのを確認して自分も自室に戻り休む事にした。