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イルミ様のペット

第1章 イルミ様ペットを飼う


リリィに文字を教えて程よく書けるようになったので休んでいると部屋にゴトーが来た。

「失礼致します。イルミ様先程のペットショップからリリィ様についての仕様書と洋服が届きました。」

「わかった服は全部しまっといて、仕様書だけちょうだい。」

「畏まりました。こちらで御座います。」

リリィ専用の仕様書を受け取りゴトーが部屋を出たあと椅子に腰掛けて仕様書を開いた。リリィは本に興味が無いのか部屋にあるぬいぐるみをもってきて俺の傍で遊び始めた。
この日のためにぬいぐるみやら人形、玩具等女の子が好きそうなものをたくさん買っておいた、特に母さんは張り切って買い込んだりしてリリィの部屋についてた押し入れは全てそれらで埋まっている。

「♪」(モフモフ

この仕様書にはリリィに与えて良いものから店での最近の様子まで細かく書かれているみたいだ。
身長150cm、体重45kg、性別 女、目の色 赤。
個体はアルビノ種。
陽の光からの栄養が不足する体質。
水などに蜂蜜や砂糖で味をつけてあげるよい。

また、本来植物人形は食物を摂取する必要がないと言われていたが、最近食物からでも栄養が補える事が分かった。
燃費は水程よくないけど、これなら一緒に夕飯も食べられそうだ。
リリィにアレルギー等の検査をしたがアレルギー等はなし、俺と同じものを与えても大丈夫と書いてあった。
誕生日にケーキ等を食べていたらしい。

入浴はシャワーで大丈夫。
自ら一緒に入りたいと甘えてくるらしい。
夏に行ったプール体験等も楽しく過ごしていた。

次に病気等の抗体について。
ワクチンでも可
また、自身の指に傷を付けてリリィの指にも傷を付けて合わせるだけでいいらしい。これでリリィの身体に
も毒の耐性などが移るらしい。
リリィにはこの方法が1番早いな…。後でやっておこう。

交配は人間と同じ…。これはいずれだな。

大人しく滅多に話したりはしないのは、ショップに来る前にブリーダーに手荒に扱われたからだそうだ、そのブリーダーの名前が書いてあったので始末することにする。

「こんな所か…。リリィを虐めた奴はコイツか…」

「…」(じーーっ

本を閉じて携帯でブリーダーの暗殺依頼を進めているとリリィはこっちをじっと見てきた。

「どうしたの?」(ナデナデ

「イルミサマニ…ヨバレタカラ」(ポソッ

「今…!」
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