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[R-18]娼婦の唄【轟 焦凍】【爆豪 勝己】

第4章 感謝を










この家で半年も働いていて気付かない訳がないのです。



奥様の部屋と、焦凍坊ちゃんの部屋が全く逆の位置に配置されていることに。











「………使用人から聞いたの?」
「いえ、けれども余りにも不自然すぎます。家族というのにこの部屋の遠さ。まるでわざと会わないようにしているみたいと思いました。そして今回の呼び出し。奥様は坊ちゃんの様子が、気になっているんですよね」
それに、偶にしか帰ってこない家主。
気付かなければ遊女としても、使用人としても失格です。
「………焦凍は、元気?」
「はい、とても。ご飯も三食、しっかりと食べています。運ぶ私の腕が筋肉痛になるくらい」
すると奥様は
酷く安心したように、その顔に笑みを浮かべたのです。








お二人の間に、何があったのかはわかりません。
けれど、奥様が焦凍坊ちゃんを想うその姿に私は
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