• テキストサイズ

[R-18]娼婦の唄【轟 焦凍】【爆豪 勝己】

第5章 何が為に


手のひらに残った 紅い手毬。




ああ、バカみてえ。
本当に バカみてえだ。






























「ああ、クソっ、クソが!!」











手毬を投げ捨てようにも、それは手から離れない。










あいつが死んだ。
迎えにいくと約束してた。
あいつは別の男と 死んでいた。

わかってる。もう七年も前の記憶だ、忘れていたっておかしくねえ。

傷付く方が馬鹿らしい。



けれど


「俺の今までは、なんだったんだよ!!」























迎えに行くと 約束した。
身請けすると 約束した。

その為に軍に入って、金を稼いで
あいつを


ああ、なんでだよ。







俺は 惨めだ。
/ 32ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp