第13章 雅楽川、恐怖体験←
ふと隣を見れば金髪の可愛い人。そう、皆が大好きにーちゃんです←
目が合うとニコッと微笑んで会釈をしてくれた。
それを私も返す。可愛い(語彙力どうした)←
「あ、そろそろ行くね?作業中なのにごめん」
「ええよ!丁度休憩中やったけん!な!お師さん!」
そう言ってみーくんは後ろを振り向く。
其処には薄ピンクの髪の先輩。
そう、皆大好きお師さんです(何かこの言い回し使いやすい←)
その人は「あぁ…」と言って此方を見た。
瞬間、ピタッと動きの止まるお師さん。怖い←
「?お師さん?」
いきなり止まったお師さんを不思議に思って目の前まで行くみーくん。
「…く…しい」
「?」
ふと聞こえた呟き。そして私は嫌な予感しかしない。←
「なんて美しいんだ!!!」
そう言うといきなり手を掴んで目の前までくる。
近い。非常に近い。仮にもアイドル。それに校内トップクラスのValkyrie。ヤバい。近い。ファンに刺される←
「いや、え、あの、」
「是非とも!僕の作った作品を着てくれないか!?君になら似合うはずだ!!」
そしてパニクった私は「えー…失礼しました!!」と綺麗に90度のお辞儀をして部室を出た。
そこからだ。
リアル鬼ごっこが始まったのは。
もう、いくら逃げても逃げても追いかけてるく。
もう青鬼かよっ!!と突っ込みを入れたいくらいに追いかけられた。
そして、冒頭に至ったのだ。