• テキストサイズ

人生、流された方が楽だよね【あんスタ】

第12章 一つの曲に題名を。


「うーん…どうでしょうか…お兄ちゃんは好き勝手にやってますし…こうやって私も好きに振り付け考えれますから」

ヘラっと笑って散らかしていた振り付けの資料を纏める。すると突然横からぬっと腕が伸びてきて一つの束を掴む。


「これ…この振り付けの良いな!!」



月永先輩はそう言いながら目をキラキラさせる。
そして「あぁ!霊感!!」と言いながら私の隣にうずくまってメモに音符を書き始めた。

「できた…!!ほら!これ良いだろ!?この振り付け見たとき何かピン!って来たんだ!!」

そう言いながら私にそのメモを見せてきた。
何となく、それを受け取って口ずさんでさっきの振り付けを当てはめてみる。

「~♪~♪」

そしてサビのところで剣を取る仕草をしてそこで気がついた。


「Checkmate Knights…」

「お?それをこの曲の題名か??良いな!!」
「ふぅん、なかなか良い振りなんじゃない?てかあんた楽譜読めたんだねぇ?」

「あ、いや、お兄ちゃんがお兄ちゃんですから…いつの間にか読めるようになってました…」


振り付けに"Checkmate Knights"と書いて月永先輩に渡す。

「!?、これ、くれるのか?」

「はい。曲は月永先輩が作りましたし…せっかくですから。…あ、でも…約束してくれませんか」

/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp