第4章 もう受験…え?早いって?…そんな質問は受け付けておりません←
「雅楽川さん、ちょっと今から進路指導室にいい?」
放課後、さっさと帰って渉お兄ちゃんのドッキリ対策をしようとしたのに何故か先生に呼び止められる。
いや、何か悪さした覚えはない。
だって渉お兄ちゃんじゃあね……あるまいし←
「何ですか?」
指導室に着いて椅子に座らされる。
「雅楽川さん……あなたに推薦がきてるの」
「へ?水洗……?」←
「いいえ、推薦よ」←
いやいやいやいや、何で?
授業とかは"頑張って"普通を保ってるよ?
ん?嫌味っぽい?
だって私、頭いいから←
「たしか……夢ノ咲学院……ってところだったかしら」
ほぉ、夢ノ咲学院ね……
「夢ノ咲学院っ!?え!?普通科ですかっ!?普通科ですよね??(威圧)」
「い、いえ?何かプロデュース科のテストケースとか言ってたわねぇ……」
testcase!!!??!?
それはあんずさんのpositionだろうがぁぁぁぁ!!?←
「……先生……それって拒否権は……」
「行くか行かないかは本人次第だけど……夢ノ咲学院って結構大きな所だから……」
「うーん……」と唸る先生。
おっとー?これは断ったら何故か罪悪感に苛まれるやつでは?
しかも個人的に今の担任凄く好きだから(どうでもいい)←
「先生、少し考えさせてください」
今日はそう言って帰ることにした。
先生から「なるべく早めの返事でお願いね」と言われた。