第10章 マネージャー争奪戦【跡部ルート】
香住「景吾。私、氷帝に戻るよ。いっぱい迷惑かけちゃったから青学にはもういられないし…」
跡部「いや、来なくていい。無理矢理俺の女にしたやつが氷帝に来るのと、本当の俺の女が氷帝に来るのとでは訳が違う。俺の彼女だと解れば危害を加えるかもしれない奴が氷帝にはいる。そんな危険な場所にわざわざ来なくていい」
香住「景吾が守ってくれるんじゃないの?」
跡部「もちろん全力で守ってやる!だけど俺も忙しい。俺の目の届かない場所で長野に何かあったらと思うと耐えられねぇ。手塚、頼みがある」
手塚「なんだ?」
跡部「長野を今まで通り青学で預かって貰えねぇか?青学には長野に手を出しそうな奴はいても危害を加える奴はいねぇから。俺達がお前らに迷惑をかけたのは謝る。だから頼む!」
手塚「香住は元々青学の生徒でテニス部のマネージャーだ」
跡部「そうだったな。もし俺の長野に手を出すような奴がいたら連絡してくれ。すぐに駆けつけるから」
手塚「そんな事はないと思うが、万が一あったら連絡しよう。香住明日からもよろしく頼む」
香住「はいっ!」
跡部「昔みたいに、また家に遊びに来い。最高のもてなしをしてやる」
香住「うんっ♪遊びに行くね」
乾「跡部と香住が一線を越える可能性100%」
不二「長野の無邪気さって、たまに罪だよね」
不二の言葉に頷く青学一同。
跡部「だから心配なんだよ。ま、そこがコイツの可愛いとこでもあるんだけどな」
手塚「跡部、ノロケなら他所でやってくれ。聞いてるコッチが恥ずかしい」
跡部「長野、悪い虫に喰われるんじゃねぇぞ」
香住「噛まれたら痒いもんね。気を付けるよ。景吾は心配症だね」
『その虫じゃねぇんだけどな…。可愛いからいいか』
跡部「愛してるから心配するんだろーが。愛してるぜ長野」
跡部は香住にキスをした。
香住「みんなが見てるのに、恥ずかしいよ…」
跡部「長野は人気者だから、長野は俺様のだってみせつけてやったんだよ」
『景吾、大好きだよ。もう嫌いになったりしないからね。ずっとずっと一緒にいようね』