第10章 マネージャー争奪戦【跡部ルート】
跡部「勝ち上がってくると思ってたぜ。今度こそ決着をつけようぜ、手塚」
手塚「望むところだ。全力でいかせてもらう。こい、跡部」
決勝戦
手塚VS跡部
ターンホイザーサーブの連発でサービスゲームをキープする跡部。
負けじと手塚も零式サーブの連発でサーブゲームをキープする。
1セット目からタイブレークに突入
跡部はタイブレークではターンホイザーサーブを使わず失意へのフーガと慟哭へのジークを繰り出し点を取る。
それを防ぎたい手塚は手塚ファントムで球を弾き出し跡部に技を出させない。
1セット目
勝者手塚
コートチェンジ
跡部「そんなペースで最後までもつのか、手塚」
手塚「お前もな」
すれ違う時に軽く言葉を交わす2人。
2セット目は1セット目と違い激しいラリーの応酬に。
跡部キングダムと氷の世界で手塚の死角をつく跡部。
百錬自得の極みで対抗する手塚。
後がない跡部はターンホイザーサーブで手塚を追い詰める。
2セット目
勝者跡部
コートチェンジ
跡部「零式とファントム、打ってこいよ!手塚」
手塚「言われなくてもそのつもりだ」
手塚を挑発する跡部と、跡部の挑発にのる手塚。
1セット目を思わせるような必殺技の応酬。
腕への負担が大きい技を繰り出し続けた跡部と手塚の肘は赤く腫れていた。
香住「景吾も手塚部長ももう、やめて!これ以上試合したら腕が壊れちゃうよ!」
忍足「お嬢ちゃんの言う通りやで。練習試合でここまで無理する必要あらへん」
大石「せっかく治った腕をまた壊す気か、手塚!」
跡部と手塚が心配で泣き崩れる香住。
跡部「好きな女を悲しませるなんて俺様らしくねぇな。手塚、決着は延期だ」
手塚「守ると約束した相手を泣かせては意味がないな」
跡部・手塚「審判、この試合棄権する!」
審判「両者棄権によりこの試合ノーゲーム。よって優勝者無し!」
跡部と手塚はそのまま医務室に連れて行かれた。