第9章 マネージャー争奪戦【手塚ルート】
香住「手塚部長のお願い聞かせてください」
手塚「俺の願い、それは…香住に名前で呼んで貰うことだ。俺の事、国光って呼んでくれないか?」
香住「えっ、いいんですか?」
手塚「良いから言ってるんだ」
香住「く…国光(照)」
手塚「思ったより照れるもんだな…(照)」
香住「私だけなんて不公平です。国光も私の事、名前で呼んで」
手塚「…長野」
香住「国光が私の事を守るって言ってくれた時、凄く嬉しかった。国光は気が付いてなかったかもしれないけど、テニス部のマネージャーになった日からずっと私は国光の事が好きだったんだよ」
手塚「ずっと俺の事を見てただろ。気が付いていたさ。ただ部員全員が長野を狙ってたからな。だから部の規律の為にも気持ちを隠しておかなければいけなかったんだ」
香住「自分より部が優先。国光らしいね」
手塚「こんな俺は嫌いか?」
香住「大好きだよ」
手塚「バスに戻ったら俺達のこともあいつらに伝える」
香住「部の規律はいいの?」
手塚「長野の気持ちがわかったんだ、長野を狙われない為にも長野は俺のものだと言っておく必要がある」
香住「国光って独占欲強かったんだね、知らなかったぁ」
手塚「こんな俺は嫌いか?」
香住「大好きだよ♪まだまだ私の知らない国光の姿をこれからいっぱいみせてね♪」
手塚「あぁ、もちろんだ」
バスに戻った2人は部員達に交際宣言をした。
菊丸「手塚の願いも跡べーと一緒だったんだ。なんかショック~」
桃城「部長!見損ないましたよ。跡部さんと一緒じゃないっすか!」
不二「菊丸、桃。一緒じゃないよ。この2人は元々ひかれあってたんだから」
手塚「気づいてたのか?」
不二「僕の目はごまかせないよ」
越前「俺、諦めないっすよ!長野先輩を泣かしたら1番に奪いに行くっすから!」
桃城「俺もっすよ」
不二「俺も諦めてはいないからね」
菊丸「俺は長野ちゃんが幸せならそれでいいよん♪」
それぞれの想いを乗せたバスは青学に帰って行った。