第9章 マネージャー争奪戦【手塚ルート】
試合後、体力を使い果たしフラフラになりながらベンチに向かう手塚と跡部。
大石「手塚!無茶しすぎだ。腕は大丈夫か?」
手塚「心配かけてすまない。大丈夫だ。香住との約束を守れて良かった」
香住「部長、ありがとうございます。かっこ良かったです」
手塚に抱きつく香住。
手塚の頬が赤く染まる。
越前「今だけっすよ。いくら部長でも長野先輩は渡せないっす」
桃城「でも手塚部長、本当にかっこ良かったっすからねぇ」
不二「手塚なら長野を任せていいかな?」
菊丸「不二~。なにいってんだよぉ。長野ちゃんは青学テニス部みんなのものなんだからね♪」
河村「ところで手塚、何を香住にお願いするんだい」
菊丸「気になるにゃぁ」
手塚「たいした事じゃないから香住だけに言う」
大石「じゃあ俺達はお邪魔かな?先にバスに戻ってるよ」
手塚の願いが気になると渋る部員達の背中を押す大石と不二
ベンチに戻ってきた跡部にタオルを渡す樺地。
忍足「跡部、大丈夫か?あんな無茶な試合するなんて跡部らしくないで。そんなにあのお嬢ちゃんのこと好きやったんか?」
跡部「長野は俺の初恋の相手なんだよ。でも、あいつになら任せてやってもいい。きっと長野もあいつのこと…」
忍足「なんや、今日の跡部はらしくない事ばかりやな。」
跡部「全力で試合したからこそわかることもあるんだよ、帰るぞ!」
『手塚、長野を泣かせたら許さねぇからな』