第8章 マネージャー争奪戦【2】(青学・氷帝)
練習開始時間になり、両校レギュラーと香住がコートに現れた。
宍戸「長野じゃねぇか久しぶりだな。元気だったか?」
芥川「あ、長野だぁ。久しぶりだC~」
鳳「長野さん、お久しぶりです」
向日「長野久しぶり~」
日吉「ご無沙汰してます、長野さん」
香住の幼稚舎時代の知り合いが次々と声を掛けてくる。
香住「みんな、久しぶりだね」
香住と氷帝メンバーが楽しそうに話してるのを見ている青学レギュラー陣。
河村「気のせいかもしれないけど長野ちゃん、氷帝のほうが馴染んでるんじゃないかな?」
不二「長野、楽しそうだね」
手塚「気のせいだと思うぞ」
不二「手塚、顔が怖いよ(笑)」
越前「そうっすよ。気のせいっす」
菊丸「久しぶりの再会だから仕方ないにゃぁ」
跡部「今回の合同練習の説明をするから長野も来い」
跡部は久しぶりの再会を楽しんでいる香住の腕を掴み、用意していたお立ち台に登った。
跡部「今回の合同練習について説明する。まず長野には合同練習中、氷帝、青学両方のサポートをしてもらう、いいよな手塚?」
手塚「あぁ、構わない」
跡部「練習内容を発表する。普通に練習したんじゃつまらねぇ。氷帝、青学全レギュラー参加の個人戦トーナメントを開催する」
芥川「なにそれ~。面白そう。ワクワクするC~」
跡部「合同練習は今日だけだ。だから決勝戦以外は1セットマッチ。決勝戦のみ3セットマッチにする。トーナメント表が気になるだろうが、まずは賞品の発表をする」
菊丸「賞品でんのぉ?跡べー太っ腹ぁ」
桃城「流石っす、跡部さん」
滝「賞品用意するなんて、景吾君もやるねぇ」
手塚「練習試合で賞品なんて跡部は何を考えてるんだ」
跡部「お楽しみの賞品はこいつだ!」
跡部が隣にいた香住の肩を抱く。
香住「景吾、どういうこと?」
忍足「お嬢ちゃんが賞品って、どう言うことか説明しんとわからんで」