第7章 マネージャー争奪戦【1】(青学・氷帝)
香住「親同士が仲良くて景吾とは学校に行く前はよく遊んでたんだ。私は氷帝の幼稚舎に入って、そのまま初等部も氷帝に進んだんだけど、景吾は違う学校に行ったんだ」
不二「じゃあ跡部の他にも氷帝に知り合いいそうだね」
桃城「いるんすか?」
香住「レギュラーで言うと、忍足君以外はみんな知ってるけど、仲が良かったのはがっくんとチョタとリョーくんとジローちゃんとひよりんかな」
乾「向日、鳳、宍戸、芥川、日吉の可能性100%」
菊丸「長野ちゃん、凄いにゃあ」
海堂「凄いっすね」
乾「香住しか持ってない彼らの情報が気になる確率100%」
香住「幼稚舎の時は何もなかったんだけど初等部に入ったら景吾が付きまとうようになったの。行きは家の前で待ってたり、帰りは校門前で待ち伏せしたり」
桃城「それはいけねぇなぁ。いけねぇよ」
越前「許せないっすね」
香住「景吾が中等部から氷帝にくるって聞いて怖くなって、景吾には内緒で中等部は青学に編入したの」
手塚「香住の成績なら問題なく編入出来ただろうな」
香住「景吾がテニス部に入ったって幼稚舎からの友達に聞いたから、皆さんには悪いけど景吾への当て付けのつもりでテニス部のマネージャーになったの。ごめんなさい」
香住は深く頭を下げた。
手塚「謝る必要はない。香住はよくやっている。みんなお前を頼りにしている」
手塚の言葉に全員が頷く。
香住「私が青学に入ってからは目立った接触はしてこなかったのに、今になって仕掛けてくるなんて…。景吾が何を企んでいるかわからないけど、みんなを巻き込んでごめんなさい」
菊丸「長野ちゃん、謝らなくていいよん♪」
桃城「そうっすよ。巻き込まれたなんて思って無いっすから」
不二「何があっても長野は僕が守るよ」
越前「不二先輩!抜け駆けは無しっすよ」
手塚「跡部が何を企んでいるのかはわからないが俺達全員で香住を守るから心配しなくていい。皆、油断せずに行こう!」