第8章 マネージャー争奪戦【2】(青学・氷帝)
跡部「慌てなくても今から説明してやる。賞品は2つ。まずはチーム賞。長野が優勝者のいる学校のマネージャーになる。もちろん氷帝の誰かが優勝したら長野は氷帝に転入してもらう」
手塚「それだと青学にはなんのメリットもない。それに人間を賞品にするなんて馬鹿げている。そんな事に付き合ってる暇はない」
跡部「手塚ならそう言って反対すると思ったよ。だが個人賞を聞いたら考えが変わるんじゃねぇの?優勝者は長野にどんな願いでも1つ願いを叶えて貰える。もちろんその願いに対して長野に拒否権はねぇ。ちなみに俺様が優勝した時の願いは長野を俺の女にすることだ」
そう言って跡部は香住の頬にキスをした。
キスをされた香住は驚きで固まっている。
滝「人前でキスするなんて、景吾君もやるねぇ」
桃城「感心してる場合じゃないっすよ」
越前「そうっす。許せないっす!」
跡部「文句がある奴、嫌な奴は参加しなくていい!だがトーナメントはもう出来てるからそいつは不戦敗になる。参加しない奴は名乗り出な!」
香住「青学の皆、参加して勝って!転入なんてしたくない!」
手塚「守るためには勝つしかないってことか……。香住は青学のマネージャーだ。氷帝には渡さない!」
跡部「全員参加でいいんだな。今からトーナメントの組み合わせを発表する」
跡部が背後にあった垂れ幕を引っ張るとトーナメント表が姿を見せた。