第7章 マネージャー争奪戦【1】(青学・氷帝)
青学・氷帝合同練習日
青学レギュラーと香住は氷帝が用意したバスで会場に向かった。
青学が乗ったバスが会場に到着する。バスを降りると跡部が出迎えに来ていた。
跡部「よく来たな。待ってたぜ」
手塚「待たせてすまない。今日はよろしく頼む」
手塚に続いてバスを降りた香住は跡部と目を合わせないように跡部の前を通り過ぎた。
跡部「おい、待ちな!」
跡部の声に青学全員が振り返る。
跡部「長野。俺様を無視するとはいい度胸じゃねぇの」
香住「だって景吾と話すことなんか何もないし…」
香住の景吾呼びに青学全員が驚く。
跡部「ったく。それが久々に再会した幼馴染みに対する態度かよ。まぁいい、そんな態度でいられるのも今のうちだ。じゃ、後でな」
そう言うと跡部は氷帝の控室に戻って行った。
青学も控室に入った。
練習開始までミーティングをするはずだったのだが、先程の香住の景吾呼びが気になりミーティングどころではない一同は香住を質問攻めにする。
菊丸「ねぇねぇ、長野ちゃん。何で跡べーを名前で呼んでんの?」
越前「そうっすよ、長野先輩。幼馴染みってどう言う事っすか?」
手塚「跡部と知り合いだったとは聞いてないんだが…」
越前「部長!知り合いじゃなくて幼馴染みっす!」
桃城「気になってしかたねぇな、しかたねぇよ」
不二「俺達に話せない事情でもあったのかな?」
河村「俺と阿久津みたいな感じかい?」
乾「興味深いデータだ。詳しく知りたい」
海堂「ふしゅゅぅ~」
大石「まぁまぁ、そんなに1度に聞かれても香住さんも困るんじゃないかな?」
香住「大丈夫だよ、大石君。黙ってた私が悪いんだし。私の親と跡部君の親が同級生なんだ」
菊丸「もうバレちゃったんだし、いつも通りでいいよん♪」