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【黒子のバスケ】短編集

第9章 Fated【青峰大輝】


捜一に残れねぇなら、せめて今やってる事件の事だけはきっちり引き継ぎをしておきてぇ。

「明日から現場より、引継ぎ資料やっときてぇから内勤に切り替えてくれ。あと、パソコン苦手だから手伝い出来る奴一人つけて」

「分かった。…これはオフレコだから忘れろよ」

「あ?」

「お前を捜一から一番出したくなかったのは、この俺自身だ。お前は最も優秀な部下だった」

なんだよ…
そんなん言われちまったら、残りてぇって駄々こねられなくなんだろーが。
自分の中にしまっとけよな。


だけど、そう思ってくれてんなら、俺はどこにいたって自分のするべき仕事をする。

望んだ部署じゃなくても、俺の警察官としての仕事は何も変わらねぇ。

助けを必要とする奴を助ける。











だから、俺はあの日の自分の行動を一度も悔いてねぇ。
もし違う選択をしていたら、俺は人を守る仕事は続けられなかったし、梅田にも顔向けできなかった。




















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