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【黒子のバスケ】短編集

第5章 喜ばせたくて【今吉翔一】


side つばき


翔一のことは大好きだし翔一とエッチするのも好き。

だけど…恥ずかしいって思う気持ちが大きいせいか翔一をちゃんとしてあげたことって今までない。


特別な日ってわけじゃないけど喜ばせたくて同僚のお姉さまに相談したらちょっとしたプレゼントのお買い物にも付き合ってくれてすっごいセクシーなベビードールまで見立ててくれた。

恥ずかしくて着れないって言うあたしに“彼を喜ばすんでしょ!”って喝を入れてくれた


「いい?ベッドで布団に入って寝たふりをして布団をめくった彼が驚いたら抱き着くのよ」


あたしが積極的になれないって相談したせいかテクニックとともに伝授してくれた、寝たふり作戦。


まさかの本当に寝ちゃうってアクシデントもあったけど、翔一はこのベビードールを気に入ってくれたみたいだった。


ついうっかりいつもの翔一のペースに呑まれそうになっちゃったけど何とか振り切って思い切って「あたしがする」って言ったらニヤッて悪い笑みを浮かべてベッドの上に仰向けになってくれた。


翔一のが盛り上がってることには気づいてたけどそこは最後にって言われてたから気づかないふりをして翔一のパジャマに手をかけた。


前を全部開いたところで間接照明を消そうと手を伸ばすとその手を翔一に止められた。


「せっかくしてくれるんやから、全部見せてくれな楽しめんやろ?」


また悪い顔で笑う翔一につい反論したくなったけど、ここはグッと抑えて…


「いいよ。翔一の好きなようにする」


これは言いなりになるんじゃない。

行為では一切言うことは聞かないけどそれ以外は彼の言う通りにしてって言う先輩からのアドバイス。


翔一の下のパジャマも脱がせて大きく盛り上がるボクサーパンツだけはそのままに翔一に跨った。



これ…すっごく恥ずかしい……


でもでも…あたしだって翔一に喜んでほしい。

先輩が言うには彼女にされて嬉しくないって人はいないって事らしい。



いつもは翔一がしてくれるキスをあたしから始めるといつものようにすぐに舌が絡み合って朝方の静かな部屋に水音が響き始めた。



あたし、ちゃんと喜ばせられるかな…?


初めての積極的な休暇はまだまだ始まったばかり。
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