第2章 苦悩の日々
「あれは元カノの冬美。あなたの忘れるために私のこと抱いてって言うからラブホテルに行っただけなんっすよ。」
「そう。涼太はヤれれば誰でも良かったんじゃない。元カノに頼まれたからって普通は行かないよ。断るよ。」
「しつこいから承諾しただけっすよ。」
「もう言い訳しなくて良いよ。あの子が本命だったんでしょう。」
俺がそう言った瞬間・・・。
涼太が倒れた。倒れた涼太の背中にはナイフが刺さっててそれを日曜日に涼太と一緒に居た女の子が立って居た。
「あはは。」
「何で涼太を刺したりしたの?」
「だって、私のことを裏切ったから」
「そう。君は早くこの場から立ち去るんだ。君の罪は俺が引き継ぐ。」
「そう。悪いわね。」
そう言うと女の子は走って行った。
俺は涼太が生きてるのを確認した。
「涼太、助けてあげられなくてごめんね。そして、バイバイ。」
俺は背中に刺さったナイフを抜き、そのナイフを死ぬまで何度も何度も刺した。そして、涼太を仰向けにして動かなくなった涼太の口にキスをして、俺は自分の首をナイフで切った。
~夢終わり~
ガバッ
「・・・(今のは夢。やけにリアルだったな。女の人が男の人を殺す夢って欲求不満だって聞いたことがあるし、ナイフが出てくる夢は不安の現れだって聞いたこともある。今の俺って心が不安定なんだな。振られたんだから無理もないけどな。【苦笑】)よし、もう一度寝るか。起きてても仕方ないもんな。」