第2章 苦悩の日々
俺は食器をシンクに片付けてから自分の部屋に戻った。
「・・・(あー。俺のバカ。自分の誕生日を涼太に祝って貰えなかったからってお袋の前で表情変えるなんてことしたんだよ。一見、誤魔化されたように見えたけど、お袋があんな理由で誤魔化されるわけない。あれは絶対誤魔化されたフリをしてるだけで勘の良いお袋のことだ。俺に何かあったって思ってるに違いないって考えて仕方ないな。何を聞かれてもしらをきるしかない。よし、今日はもう寝よう。)
俺は起きててもろくもないことを考えそうなので寝ることにしてベッドに横になった。
何だかんだで俺はすぐに眠ってしまった。
~夢の中~
「ねぇ。涼太。俺のことどう思ってるの?」
「のんは俺にとってかけがえのない大切な存在っすよ。」
「じゃあ。この前の日曜日、ラブホに女の子と入っていたの見たけど俺のことを大切な存在って言うくせに何で女の子と入っていったの?俺が納得する理由があるなら言って?」