第4章 涼太と引き離された日々
架音side
最初の薬を打たれてから1時間しかたってないと言うのに架音は既に薬の虜になっていた。
「琉斗・・・もっと薬ちょうだい・・・ふわふわしててさ。琉斗とエッチなことをしてると気持ちイイの・・・。」
「感度が良くなる薬だからね。気持ち良いのは分かるけど今日はおしまい。急激に投与すると副作用が出ることもあるからね。」
「琉斗の意地悪。」
「意地悪って言ってもダメなものはダメなの。」
「・・・じゃあ。明日またたくさん俺に薬を使って気持ち良くさせてね。(相手の口にキスをして)」
「うん。でも、明日は学校に行くから学校から帰ってきてからね。」
「だったら、俺も一緒に学校へ行く。琉斗と一緒が良い。」
「嬉しいことを言ってくれるね。でも、一緒に学校へ行くのはダメ。」
「何で?」
「だって、腕の注射痕を誰かに見られちゃったら薬使ってることがバレちゃうよ。そうなったら架音は病院の隔離病棟に入れられて僕と離れ離れになっちゃうよ。それでも良いなら学校に一緒に行っても良いよ。」
「琉斗と離れ離れになるのは嫌だよぉ。」
「嫌ならちゃんとお留守番できるよね?」
「う、うん・・・。」
「じゃあ。体ベタベタで気持ち悪いでしょう。一緒にお風呂に入って体をきれいにしようね。」
「うん。琉斗。」