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【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


「はい。そうなんです。クラスは違うけど学年は一緒だし、部活も同じ・・・極力会わないようにしたって部活では確実に顔を会わせてしまうので仮病を使って学校を休んでました。」
「で、お前が黄瀬の目の前で屋上から飛び降りた理由は?」
「何度も復縁を迫ったんですけど涼太に婚約者が居るなら婚約者と付き合うべきだと言われ続けて、今日も同じことを言われたんですよね。それを聞いたときに涼太の心にもう俺の居場所はないんだなって知った途端、自分が生きている意味が分からなくなっちゃってそれで屋上から飛び降りちゃったんです。」
「お前がそこまで黄瀬のことを好きな理由って何なんだ?」
「俺、初めは涼太に憧れていたんですよね。涼太とは同じ頃にバスケを始めたのに涼太はメキメキと力を付けて行った。そして、涼太はすぐに帝光中学校男子バスケ部の1軍でスタメンに昇格した。俺もすぐに追い付いたけどスタメンにはなれなかった。無理もない話なんですけどね。キセキの世代と呼ばれている五人が居たら俺なんて初めから入る余地なんてなかったんです。でも、涼太は俺には優しく接してくれてたんです。一人で居残り練習をしていると一人で練習するより二人で練習する方が上達するっすよって言って練習に付き合ってくれたんです。そして、時が流れて俺の中で涼太は憧れの対象から恋愛の対象に変わってダメ元で涼太に告白したらOKの返事をもらって付き合うようになりました。俺は涼太が傍に居ると心の底から安心出来るし、とっても幸せだって感じるんです。だけど、何度も何度も拒絶されて・・・それで・・・。」
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