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【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


俺はそう言って屋上から飛び降りた。
でも、俺が落ちた場所は植え込みの上だった。
そのせいで足の怪我を悪化させただけで死ねなかった。
落ちた場所が落ちた場所なだけに年のために入院することになった。

「架音、何でお前は学校の屋上から飛び降りたりしたんだ。」
「兄ちゃん・・・。だって、涼太の心の中に俺は居ないって分かった途端、俺 
生きている意味が分からなくなっちゃったんだ。それだけきゃない・・・俺が死ねば涼太の心に一生消えない傷を作れる。その傷があれば俺は忘れられない。俺は涼太の心の中で一生行き続けるだって思いもあった・・・。」
「ホントにもう黄瀬のことは忘れろ。」
「忘れられるならとっくに忘れてる・・・。忘れられないから苦労してるんだ。」
「この前は女紹介してやるって言ったけどよ。確かお前って婚約者居たよな?」
「居るけど俺は優姫とは付き合う気はないよ。親同士が勝手に決めた相手と何で付き合わなくちゃいけないの?俺の親父は殉職して居ないんだから約束は無効だよ。」
「そう言わずに付き合ってみたらどうだ?案外お前と気が合うかもしれないだろう。」
「兄ちゃんまで涼太と同じことを言うんだね。俺は優姫とは絶対に付き合わない。」
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