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【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


「馬鹿だな。俺になんて構わなければ良いのに。」
「怪我人を放っておけないっすよ。」
「俺が怪我人じゃなかったら無視してたってことかよ?」
「別にそう言うわけじゃないっすよ。」
「そうか。」

そして涼太は俺を椅子に座らせると自分の教室に戻って行った。

「・・・(今なら涼太は俺のことを信用してるし、一緒に行動してくれるな。作戦を結構するなら足を怪我しているうちの方が良いかもな。)」
「おい。架音。お前、何で黄瀬の肩を借りて教室に来たんだ?」
「朝練中に黄瀬と接触してバランスを崩して足を捻っちまったんだよな。」
「お前がバスケでそんなミスして怪我をするなんて珍しいな。」
「練習をサボってた分、体がその動きについていけなかったんだろうな。」
「運動部って結構大変なのな。」
「文化部のお前には分からないだろうな。」
「あはは。確かにな。それより黄瀬に支えてもらって教室に来るくらいだから足の怪我結構酷いんだよな?」
「まぁ。今は腫れてるから歩くだけで痛いんだよな。」
「移動教室の授業で移動するときは俺が肩を貸してやるよ。」
「おっ。持つべきものは友達だな。助かるぜ。」
「困ったときはお互い様ってな。見返りってわけじゃないけど俺が修羅場に入ったときは手伝いを頼むな。」
「あぁ。分かった。」
「約束だからな。」
「そんなに念押しするなよ。」
「架音ってバスケの練習が忙しいって言って逃げそうだからな。」
「あはは。確かにそれはあり得るかもな。」
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