• テキストサイズ

【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


時は流れてお昼休み・・・。
俺は涼太と屋上に居た。

「ねぇ。涼太。お願いがあるんだけど?」
「お願いって何っすか?」
「俺、足怪我してて上手く歩けないから送り迎え頼んでも良いかな?」
「俺より遊人に頼んだ方が良いんじゃないっすか?」
「何で兄ちゃんと一緒に行かなくちゃいけないの。兄ちゃんは結婚してて子供も居るのに迷惑なんて掛けられないでしょう。あっ。涼太ってば俺の送り迎えが面倒臭いとか思ってるから兄ちゃんに送ってもらえとか言うんでしょう。」
「違うっすよ。俺と行くより家族と行く方が良いって思っただけっすよ。」
「そう。それなら良いんだ。とにかく、俺の送り迎えしてくれるよね?」
「分かったっすよ。」
「やったー。」
「そんなに喜ぶことなんっすか?(仕方ないっすよね。怪我させちゃった責任もあるっすからね。)」
「だって、涼太と授業以外は一緒に居られるんだよ。嬉しいに決まってるじゃん。涼太は俺の傍に居れば良いんだもん。ふふふ。」
「そうっすか・・・。(ちょっとこれヤバイんじゃ・・・超怖いっすよ。)」
「早く放課後の部活の時間にならないかな~♪」
「ちょっと待って。のん、足怪我してるのに部活出るんっすか?」
「もちろん、自分で練習に参加するのが上達するけど人がプレイするのを見るのも勉強になることが多いんだよ。」
「へぇー。そういうもの何っすね。」
「まぁ。涼太は人の技をコピー出来ちゃう能力を持ってるから分からないかもしれないけどね。」
「まぁ。一応覚えておくっす。」
「そろそろ教室に戻ろうかな。」
「まだ昼休みあるっすよ。教室に戻っても暇をもて余すだけじゃないっすか?」
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp