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【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


「多感なお年頃だもんな。ましてや、男である黄瀬に抱かれていたから男にキスされただけで体が感じちまうよな?」
「違っ・・・(目尻に涙が溜まり)」
「お前って男の征服浴を掻き立てる仕草をするんだよな。」
「えっ。俺そんなことしてないよ・・・。」
「気が付いてないのか?目尻に涙を溜めてるのを見てるとな。男ってのは虐めたくなるんだよ。」
「嫌だ・・・。兄ちゃんお願いだから止めてよ。」
「止めて欲しかったら可愛くお願いしてみろよ。」

そう言うと兄ちゃんは俺の上から降りてはくれたけど俺が逃げられないように腕を掴んだ。

「ほら、早く可愛くお願いしてみろ。?」

俺は促されるまま兄ちゃんの言う通りにした。

「お兄ちゃん、お願いだからもう止めて・・・。(上目遣いで相手を見つめ抱きついて)」
「お前、男にしておくのが勿体無いくらい可愛いな。」
「俺は可愛くなんてないよ。そんなことより俺ちゃんと兄ちゃんの言う通りにしたよ・・・。もう止めてくれるよね?」
「あぁ。俺も約束は約束だから守ってやるよ。」
「兄ちゃん。ホントに俺のことが好きなの?」
「あぁ。好きだ。」
「俺を落ち着かせるために言った冗談じゃないんだね?」
「冗談でそんなこと言えるかよ。」
「そうだよね・・・ごめん。何か混乱して来ちゃったから今は自分の部屋に戻ってくれる?」
「・・・分かった。」
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