第3章 歪み始めた心
兄ちゃんはそう言うと俺のことを押し倒して馬乗りになり、鎖骨にキスをしてきた。
「んっ。兄ちゃん止めて・・・。」
「止めない。俺はお前のことを弟以上に愛してるんだ。」
「えっ・・・。」
「お前が中学の頃、黄瀬と付き合い始めてからお前のことを弟以上に愛してるって気が付いたんだ。」
「そんなこと言われても俺たち兄弟なんだよ。それに兄ちゃんには奥さんと子供が居るでしょ。」
「そんなことを分かってる。お前が黄瀬と付き合うって知った日・・・。お前の前では明るく振る舞ってたが絶望し目の前が真っ暗になった。ずっとお前に片想いしたまま過ごしてきて耐えられなくなって何人もの女と寝た。そして今の嫁さんが妊娠したのをきっかけに結婚した。子供を養う義務があるからな。だが、それとこれは話が別でな。今でもお前のことを愛してるんだ。」
「嫌だ・・・涼太以外としたくない・・・。」
そう言って俺は暴れたけど兄ちゃんの押さえ込む力が強くて抜け出すことが出来なかった。
「兄ちゃん・・・嫌・・・。」
「嫌じゃないだろう。好きでもない相手にキスされただけで此処を大きくさせてな。」
そう言うと兄ちゃんは俺のをズボン越しに触ってきた。
「それは兄ちゃんが・・・。」
「俺のせいにするのかよ。俺は鎖骨にキスをしただけだぜ。」
「兄ちゃん、エロいキスの仕方をするから・・・。」