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【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


涼太はそう言って家に上がったので部屋に案内した。

「飲み物は何が良い?」
「のんに任せるっすよ。」
「それじゃあ。涼太の好きなところに座って待ってて。」
「了解っす。」

俺はその返事を聞いて部屋から出てキッチンへ行き、冷蔵庫の中にあったコーラーを取りだしコップを2つ持って自分の部屋に戻った。

「涼太、お待たせ。コーラしかなかったんだけど良かったかな?」
「別に構わないっすよ。」
「そう。それなら良かった。」

俺はそう言って持ってきたコップにコーラを注いで涼太にコップの一つを差し出した。

「ありがとうっす。それで話したいって何なんっすか?」
「あのね。涼太・・・他の女の子と話さないで・・・。余所見しないで俺だけを見て。涼太の瞳は俺を映すためにある・・・。他の女の子と話さないで・・・。涼太の声は俺の名前を呼んで、俺とだけ話して・・・。他の女の子を抱き締めたり頭を撫でたりしないで・・・。涼太の手は俺を抱き締めて俺の頭を撫でるためにあるの・・・。他の女の子のところへ行かないで・・・。涼太の足は俺のところへ来るためにだけあるの。」
「ちょっと待って。何を言ってるんっすか。そんなこと出来るわけないじゃないっすか。のんには婚約者が居るじゃないっすか。」
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