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月の花に咲く桜

第3章 暗殺者の訪問


「クロロと組むなら組むでいいよ。

俺は、俺の仕事をするだけだから、それよりもさっきからあそこにいる変態奇術師が、気になるんだけど?」

変態奇術師?まさかヒソカ?

「変態ってひどいな〜イルミ、クロロも久しぶりだね!これからルナとデートなら、僕に変わってほしいな」

クスクス奇妙に笑いながら、部屋に入ってくる奇抜な奇術師のその男は、私がよく知る男でありこの現状を作った張本人でもある。

「ヒソカ!どうしているの?」

「やぁ!おはよう、ルナ♡イルミとクロロの反応はどうだった?

おもしろい反応だっだでしょう?

ルナの周りで面白い事が起きてるから、早々と来ただけど、今がその時なのかな♡」

メールといいクロロ(旅団)の介入いい、ヒソカの手の平で動いている感じ。

「まさか、これもヒソカの手の内なの?」

そう問いかければ、ヒソカの念能力の一つ『バンジーガム』で、ヒソカの腕の中に移動させられ、人差し指を立て後々にっこりほほ笑む姿が憎らしい。

「ほら、二人に聞こえるだろう!静かにネ☆」

もう、やられた!!確信犯じゃない。

メールも旅団もこの男が!!

この男、気まぐれ嘘つきで掴みどころのない性格。

気に入った獲物を狩ることに喜びと興奮を感じ、一方で成長途中で見込みのある人間は、殺さず熟するまで生かしておくのが彼のモットーである。

周りからは、変態奇術師なんて言われてもいるが、それもそうだ!!

如何にも顔のメークを見れば、スペードと涙のペイントが施され、ピエロみたいな恰好をしている。

「じゃ、二人は置き去りにして行こうか?」

え!何?考える余裕もなく、体中に巻きついたガムがしっかりくっついて、そのままベランダ向けて勢いよく飛び出す。

イルミもクロロ気づいた時には、この最上階の部屋から落下している状態。

「キャー‼︎」

ホテル最上階から自分の悲鳴が響く中、地上に近づくにつれてヒソカが強く抱き締めらて、なんとか無事地上に降りられた。

「ヒーソーカー!!朝から黒~いオーラばかり見て、こっちは生きた心地しないのよ。

さぞかし、面白かったでしょうね!!」

「ハイハイ、お詫びにここのホテルの朝食を何でも奢ってあげるからネ☆」

「そっ、何でも奢ってくれるんでしょうね?」

「もちろん♡」

「行くよ」と言って手を引かれいた。
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