第1章 夢は夢のまま
ダメと可愛く甘い声で拒否しても、それは拒否をされたとは思えない。
首筋から背中までキスや舌を這わせるだけで、震える体が愛おしい。
「んんんっ、やぁっ…ぁあああっ…」
「こんなに感じているのに?ほら硬くなってきたルナ可愛い」
耳元で囁けばビクっとなり、胸の先端を摘み弾けば次第に硬くなって、感じてくれているのだと実感する。
けど…彼女の一言で全てが一転する。
“イルミみたいな事…しないで”…………。
その言葉を聞いた瞬間、イルミに殺意が湧いた。
俺よりも先に?ルナに触れた?
イルミが、好意を抱いている事も誰よりも大切にしている事も、最初からわかっていた。
優しく触れたい…けど、メチャクチャにしたいと思う気持ちも俺と同じなんだろうな。
苛立ちをかき消すようにガクガクと震える彼女に、追い討ちをかけるように強く首筋を強く吸い上げる。
イルミの名前を出すな。
俺だけでいい。
俺だけを見ろ!
頭の中にこだまする気持ちを吐き出していた。
それからは、心よりも体が動き、ルナを無理矢理反転させていた。
彼女を見れば、焦りや困惑した顔をしている。
そんな顔させたいわけじゃないのに…。
強引に口づけて口を割れば、滑り込むように舌を入れる。
震える唇になりながらもそれを純情に受け入れてくれた。
舌と舌を絡ませて何度も口づけていると、ウルウルした瞳と眼が合う。
右胸を揉みながらも左胸を口に含みながら、先端を転がしてやればまた心地良い甘い声。
ルナの反応を見ながら、指先をスルリと秘部まで辿り着く。
咄嗟に退けようとするが、力が入っていない。
「そんな力で、俺を退けられないよ。
それに俺を拒むなんてダメだな、ルナにはお仕置きしないと」
人差し指を秘部の入り口擦り付けただけで、そこに蜜が溢れてくる。
「やぁだぁ、怖い!やめ…て。ゥンン、あぁああやぁ」
「怖くないよルナ、気持ちいいだけだから。ほら、音聞こえるだろう?」
わざとクチュクチュと音を聞かせてやれば、恥ずかしいそうにしている。
そんな姿もゾクってくるから辞められない。
指一本を折り曲げるように、ゆっくりと秘部に出し入れすれは、快感に溺れさせたくなる。
逃げようとしても逃げられないって事も覚えさせたくなった。