第1章 夢は夢のまま

＂イルミみたいにしないで＂って思わず言ってしまった。

その後 のクロロ の様子が、明らかに違う。

刹那い表情をしたかと思えば、なんだか苛立っているの？

「俺を見ろ」っていつもは言わない言葉も胸に突き刺さる。

さっきまで、優しく触れていた指は、少し強引になり胸の先端ぺろっと舐めながら口に含んでいく。

吸われながら甘い声を出すたびに、私の反応を楽しんでいるみたい。

鎖骨や首筋に唇へと、彼は、舌を這うように刺激を与えて続けるから強すぎて目眩がする。

「やっ、あああっ、待ってっああんっああああぁー」

首筋にピリっと痛みが走った。

長い指先は、そのままスルリと秘部まで辿り着く。

まだ誰も触らせていない場所。

何がなんだかわからず、力が入らない手でクロロを退かそうにもビクともしない。

「やぁっ、クロロまっああああぁー」

そのまま、指一本を上下に擦りつけ入り口辺りを触ってくる。

「やぁだぁ、怖い！やめ…て。ゥンン、あぁああやぁ」

「怖くないよルナ、気持ちがいいだけだから…。ほら、音聞こえるだろう？」

クチュクチュ。

卑猥な音に、耳を塞ぎたくなるのに、クロロはにっこり笑っている。

「少しだけ入れるね」

彼の指一本を折り曲げるように、秘部に出し入れする。

ゆっくりゆくっりと入っていくのがわかる。

逃げたくて、でも逃げられなくて。

ガタガタ震える体は、怖いのかそれとも快楽に向かうのかわからない。

クチュクチュ、ズボズボ、クチュ。

卑猥な音がやけに響く。

「やぁああああぁー、ひぁあ…やぁあ…さわっ…ちゃっだめ」

2本の指を入れられたと思ったら、少しだけ出し入れを早くされる。

さっきよりも刺激が強い。

「ルナ可愛い、愛してる、もっといっぱい鳴いて…俺だけに聞かせて」

「クロ…ロ…ああああぁ、やぁそこ…やぁあ…」

ズボズボ、クチュクチュ。

「だめ、あぁあああああっつー。やぁクロロ…」

ビクビクと体が震えて、まるで自分の体じゃないみたい。

持たれるように彼に倒れると、ギュッーと抱きしめられ、さっきとは違う音色で囁いてくる。

「ごめん、ルナ無理させた。ごめん…」

怒ってない？いつもの優しい顔と音色を聴きながらそのまま意識を手放した…。