第2章 私の初期刀は…重症!?
ボフンッ
こんのすけ「ただいま戻りました!」
『はやっ!!!』
はやすぎだろ!いや、はやすぎだろ!!
と、いうよりこんのすけが小さい刀みたいなの背負ってるんだけど…。
私…切られる!?
『こここここここここんのすけっ!?そそそ、それは、なにかな!?!?』
こんのすけ「はい!これでございますね!これは…」
『ままままって!!!!!切らないで!ごめんなさい!!!!』
こんのすけ「……はい?」
『えっ…』
こんのすけ「主さま、何をおっしゃっているのですか…?」
『えっ、こんのすけ、私のこと、切るんじゃないの?その、刀で…』
こんのすけ「そんな!!そんなこと致しません!これは主さまが扱う刀です!こんのすけからの贈り物ですぞ!」
私への、贈り物?
『でも私、刀なんか、扱ったことないんだけど…』
いきなりもらっても…使い方もわかんないし、ええ……。
こんのすけ「大丈夫でございます!主さま、この刀をお手に取ってください!」
『え、あ、うん。いいけど……』
カチャ…
うーん?刀っていっても、30cmくらいしかないなぁ
あ、これが短刀?っていうのかな?
そんなことを思っているとパァァァ・・・と刀が薄紫色に光を放った
ブワッ・・・
すると、何かが私の中に入ってくるような感覚が…
『…え!?何!?』
こんのすけ「お気に召していただけたでしょうか!」
『……????あ。う、うん。うん。うん?うん!』
とりあえず頷いときゃいっか!
こんのすけ「それをお腰につけて……はい!完璧ですね!これで本丸に入る準備は整いました!」
キュッと私の腰に紐を結びつけ、そこに短刀を差し込んだ。
『…よしっ。行ってくるね!こんのすけ!』
こんのすけ「わ、私も一緒に参りますよ!?」
『あ、そうだったの?』
こんのすけ「主さま…!!…ゴホン。では、どうぞ門を!」
いま受け流したな、コイツ…。
『よし…じゃあ、行くよ!こんのすけ!』
こんのすけ「はい!!」
ギィィ…ギィィィィ……
門が…開いた