第2章 私の初期刀は…重症!?
こんのすけ「こ、こ、こ、これは…!?」
プルプルプルプル……
うわ、すっごいプルプルしてる。
こんのすけ「何ですかこれは!!!」
グシャッ
『あ』
こんのすけ「主さま!本当に!これだけしか!手紙は!なかったのですね!?」
こっわ。ちっか。ちっか!!
『近いな!?これだけだよ!本当に!!』
こんのすけ「信じられません…。こんな何も説明をなしに…六人目だとしても……これは流石に……!」
こんのすけはブツブツ言っている
これは…政府さん、私に何か伝え忘れてたことがあったのかな…
『ね、ねぇ、こんのすけ?政府さんたちは私に何を伝え忘れたの?』
こんのすけ「…ハッ!申し訳ございません!」
『いいよいいよ!とりあえず、それがなんだったのか知りたいんだけど…?』
こんのすけ「主さま…。なんとお心の広い…!このこんのすけ、感動しております…!」
『いやいいから早く教えろよ』
あっやべ本音が
こんのすけ「はい!」
ぜんっっっぜん気にしなくてよかったみたいだわ。
こんのすけ「あのですね、主さまが任されましたこの本丸は、ブラック本丸という…本丸の中でもかなり廃れた…と言えばいいのでしょうか…」
『廃れた…?刀剣達が?』
こんのすけ「本丸自体が、です。主さまの前にここの本丸だった審神者…つまり前任が、ここの刀剣男士たち、主に短刀に向けてストレスの捌け口にと暴力をふるっていたのです…」
『…っ!!』
暴力…それは…それだけは…………
『いけない…。私みたいに………』
こんのすけ「…主さま?顔色が優れないようですが…大丈夫ですか!?」
『あ…。だ、大丈夫だよ!それで、その短刀さんたちは、今、どうなってるの…?』
こんのすけ「…それが……折られたり、閉じ込められたり…。ほとんどは本丸内の池へと沈められていると、こちらへデータが送られてきています…」
『池に沈める!?…そのデータがあるってことは、誰かが見に来たってこと?』
こんのすけ「はい。政府様が見にこられております!」
なら政府が助けてあげたり…と思ったけど、こんのすけの表情からして、まさか…
『…見に来て、そのままになんて、してないよね?』
こんのすけ「…そ、それは……」