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【刀剣乱舞】審神者、任されました。

第1章 第二の人生



ポツ…ポツ…

頬に何かが…落ちてる?

ポツ…ポツ…ポツッ……

水かな?音が心地いい…

……

…………

……………ん?水?

『水!?!?』

ガバッと起き上がり、上を見上げた

いや…雨降ってんじゃん…!?

なのに私の寝てたところは…じ、地面!?

『政府さん!これは一体どういう状況ですか!?』

グルッと後ろを振り返ると…

誰もいない!?

『……え?』

う、うううううう嘘でしょ!?

一人!?今私一人なの!?

心細すぎるんだけど…!?

ふと左手に違和感があった

カサッ…

なにこれ………手紙?

____________________

さんへ

お目覚めでしょうか?

こちらへ着いたときには既に眠っておられたので、私たちも目覚めるのを待っていたのですが、なかなか起きず。

私たちはまだ仕事が残っていますので一旦失礼いたします。

貴女の本丸はここから真っ直ぐいき、二つ目の曲がり角で右に曲がります。

そのまま真っ直ぐ行くと、本丸へ着きます。

一週間後には様子を見に参りますのでどうかご無事で。

政府より

____________________

…え????なにこれ。

嘘でしょ?もしかして私…

『ほったらかしにされたー!?!?』

でも、寝てる私が悪いし…。

これは、手紙通りにこの本丸ってところに行くしかないかな…

…てか

最後の《どうかご無事で》って何?

そんな危ないところなの?

本丸自体が危ない感じなの?

もう不安しかないんだけど…

『あー!考えても仕方ない!!行くか!本丸!!』

そうだ。もう、これは前の私の人生じゃない。

違う世界なんだ。しゃきっとしなきゃ!

『ここでは…頑張らないと…!』



私の第二の人生が、今…始まった。


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