第2章 私の初期刀は…重症!?
『し、失礼します…!』
そっと口付ける
薬研「…こりゃ何してんだ!?」
こんのすけ「これが主さまの手入れでございます!」
薬研「そうなのか…(にしても…下手くそな口吸いだな…)」
薬研は失礼なことを考えていた
『…ん……。治った!?』
?「…ふ…ボク……っ!?」
『だ、大丈夫…?』
?「…ボクを顕現できるってことは、審神者…?
っ、また…ボクと二人っきりで乱れたいんだね……」
『へ?』
乱れるって…な、な、女の子と…!?
薬研「乱、おい…」
乱「何度顕現すれば気が済むの…!」
すると〝乱〟と呼ばれた女の子は私に刀を振り下ろそうと右手をあげ…振り下ろした
『…っ!』
キンッ・・・
薬研「待てよ、乱!」
薬研が私を庇ってくれた
乱「薬研!?なんで!この人は審神者でしょ!?
やらなきゃ…こっちはやられるんだか…らっ!」
キンッ・・・キンッ
薬研「乱、落ち着け!話を…!」
乱「聞くまでも、ないよね…!」
このままじゃ薬研も乱ちゃんも、また傷を…
どうすればいいの…乱ちゃんは、話ができる状況じゃないし…!
乱「ボクさぁ……審神者なんて、大っ嫌いなんだよね!!」
そう言うと乱ちゃんは私のほうへ走ってきた
薬研「大将!」
こんのすけ「主さま!」
『ちょっ…!話を聞いてよ!』
き、切られる…!!!
キンッ・・・
乱「!?」
切られた!?切られた!?
って、あれ…い、痛くない…?
ふとつぶっていた目をあけると私の右手には短刀が握られており、乱ちゃんの刃を防いでいた
『な、なに…どうなってるの!?』
ゆらぁっと薄紫色に光る私の刀…
これもしかして、最初にこんのすけに貰った短刀!?
なんて勝手に…!
キンッ・・・キンッ・・・
『う、うわぁぁぁ!体が、手が、止まらないんだけど…!どーなってんの!?』
乱「…っ!ボクに、聞かないでよ…ねっ!」
キンッ・・・
薬研「ありゃあ…どーなってんだ?こんのすけ」