第2章 私の初期刀は…重症!?
こんのすけ(薬研藤四郎にショタとは…主さま、なかなか言いますな…)
薬研「へぇ…ショタなぁ。」
するとショタくんは立ち上がって私を見下ろした
『えっ、あの、え…?』
薬研「これでもショタって言えるか?大将」
その言葉にショタじゃん!と言おうとした瞬間
綺麗な顔が私の目の前に………私の……目の前に…?
『…ん!?』
キキキキキキキスしてる!!
口を離そうとすると後頭部を手で抑えられ、さらに深く口付けてくる
『ん…んんん…っ!!…ちょ、はな…っ!』
喋ることも許してくれないほどの口付け
い、息が、息ができない…!!
『…んん、ん…………ぷはっ!は…はぁっ……』
この子…
薬研「これでもまだ」
もしかして…
薬研「〝ショタ〟って言えるか?たぁいしょ。」
シ、ショタ詐欺だぁぁぁぁ!!!!!!
ニヤリと笑ったその顔は妖しく、声は甘くて…低音で…
無理無理無理なんだこれなんだこれ!!
『し、心臓痛い……』
薬研「おっと。こりゃあやりすぎちまったか?」
こんのすけ「…私は何も見ておりませんから……」
『ふっざけんな助けろよ!!!』
薬研「ははっ!大将はまだまだだな。」
『ショタ詐欺くん…本当にショタ詐欺くんだよ…!!』
薬研「ショタ詐欺くんなぁ…。薬研って呼んでくれ、大将。」
『…や、薬研…。』
薬研「なんだ?」
『その〝大将〟ってなに…?』
さっきからずっと大将大将って…
こんのすけ「私めが主さまのことを主さまとお呼びするのと同じでございます!」
薬研「おっ。助かるぜ、こんのすけ。」
またもやエヘンと言わんばかりのドヤ顔
なんだか少し可愛く見えてきたよこんのすけ…!!
『…ハッ!こんなことしてる場合じゃない!薬研の弟たちを救出しないと…!!』